GTX 480 → GTX 650 Ti ベンチマーク比較 その3

先日、デスクトップPCのグラフィックボードを交換しました。
今回はFurMarkを使い、
[Burn-in benchmark 1920×1080 15min]の結果を見てみます。
furmark
Burn-inはテスト中のGPUの温度を計測するモードらしいです。

※FurMarkはGPUに大変な負担をかけます。
場合によってはGPUを壊すこともあるかも知れません。
もし使う場合はその辺を把握した上で実行してください。

さて、実行中の様子と実行結果は以下の通り。
・GTX 480 (実行中)
FurMark 2013-08-23 23-36-59-46
・GTX 480 (結果)
gpubench

・GTX 650 Ti (実行中)
FurMark 2013-08-24 16-35-27-80
・GTX 650 Ti (結果)
gpubench

それぞれの実行結果をサンプルに当てはめてみました。
gpulist
スコアはGTX 480よりGTX 650 Tiの方が高くなっています。
これまでの結果を覆す結果です…どういうことでしょうか?

結果を見ていただくと分かるのですが、
GTX 480の方は開始早々にGPU温度が105℃に達しています。
GTX 650 Tiの方は最大で66℃ということなので、
GTX 480がいかに熱を持つか…ということが分かる結果になっています。

熱を持ちすぎたGPUは発熱を抑えるためにファンをぐんぐん回します。
それでも対応しきれない場合は動作クロックを下げて対応します。

動作クロックを下げると言うことは当然処理速度、性能も下がります。
発熱を抑えるためにクロックを下げたGTX 480と平常運行のGTX 650 Tiとでは、
平常運行の方がスコアが良かった…ということですね。

では、なぜGTX 480がここまで発熱したのでしょうか?
それは、我が家のPC設置環境が大きく影響しています。

現在、我が家のデスクトップPCは、残念ながら風通りの良い場所には設置されていません。
設置場所の変更も難しい状態なので、いかにPCを発熱させないかがポイントになります。

もともと発熱しやすいというのも原因の一つです。
あまりにも発熱するので、説明書に「FurMark実行禁止」と書かれたものもあるとか…。
そんなもん知らずにブン回しましたが、GPU温度105℃は確かに異常ですねw

そんなわけで2つのグラフィックボードを比較してきましたが、結果として
・性能はGTX 480の方が高いけれど、自分の想定する使い方では実感しづらいこと
・風通しの悪い状態でGTX 480を使い続けるのは地球温暖化に繋がること
が分かりました。

あと、測定し忘れたのですが、消費電力も下がっているハズです。

全体通しての感想ですが、
高性能のものを高価で購入し長く使うより、
そこそこのものを短い周期で買い換えた方が良い…
そんな感じの結果になったような気がしないでもないです。

当時4万円以上かけて手に入れた性能のGPUと同程度のもの(GTX 660など)が
3年経つと半額の2万円程度で買えるようになるわけですからね…。

そんなわけで、もったいない気がしますが、GTX 480は時が来る(来ないかも?)まで封印。
しばらくは(半永久的に?)GTX 650 Tiでいきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください